プロフィール

1963年12月24日中国北京市の音楽家の家系に生まれ、幼少より母・王行珍、伯父・王範地より中国琵琶の手ほどきを受ける。

 

1987年〜83年北京文工団中国琵琶奏者として演奏活動に従事。

1987年中国の国立音楽大学である中国音楽学院で中国琵琶を陳沢民、王範也氏に師事する。

 

卒業後、1987年〜91年中国全国総工会文工団琵琶奏者として中国各地で演奏活動を行った。

1988年10月1日建国記念日に人民大会堂での演奏会に参加、中央テレビで全国放送された。

 

1990年4月「江南音楽小組」演奏者として北京テレビに出演、5月北京音楽庁道教音楽団演奏会に参加。その傍らCD録音やTV番組の音楽制作を手がけるなど活躍してきた。

 

1991年日本の琵琶に興味を持ち来日、正派薩摩琵琶の第一人者である普門院紫城氏に師事し日本琵琶の歴史や演奏法を学ぶ。また一方日本各地での演奏活動、教育機関でのレクチャーコンサートを精力的こなす。

 

1993年東京藝術大学大学院に入学、拓殖元一教授のもと中国琵琶と日本琵琶との比較研究に取り込み、特にその余韻について深く研究、又現在では既に失われている本来の中国琵琶の原点解明に力を注ぎ、1996年修士課程を修了した。その後、本格的な演奏活動に入り、ソロは勿論、様々な民族楽器、邦楽器、韓国の玄琴(コムンゴ)、ジャズバンドとのセッション等ジャンルを越えた幅広い演奏活動やコンサート企画、舞台創りを行う。

 

1994年NHK邦楽オーディションに特別参加し選ばれ、全国放送される。

 

1995年、阪神淡路大震災のチャリティーコンサートに参加する。

 

1997年以降、ジャズピアニスト佐山雅弘氏と定期的にライブ活動を行い、自作曲を発表するなど中国琵琶の可能性を追求する。

 

1998年、中国琵琶伝統曲集のCD「王暁東・中国琵琶の世界」を制作発表する。

 

1999年4月、札幌交響楽団と、また2000年7月には神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共に園伊玖磨氏の作品、琵琶協奏曲「万里の長城」において故氏の指揮のもと参加する。

 

2000年9月、中国北京・大連にて佐山雅弘氏プロデュースのもと、ジャズミュージシャンと共に各地で公演活動に参加し、中国側コーディネイトも手がける。特に中国現代音楽学院における公演・レクチャーコンサートの模様は中国の全国ネットで放送され反響を呼んだ。

 

2001年11月、2002年9月、韓国玄琴(コムンゴ)の著名演奏家である李世氏に招かれて、韓国国立国榮院礼楽堂大ホールにて出演し大好評を得る。

2002年11月、韓国プサンで開催されたアジア大会でのセレモニー、アジア音楽祭にレクチャー、演奏に参加する。

 

2002年NHK紅白にアジア音楽作曲、演奏。

 

2004年11月には毎年秋に開催される「マリオ・ランザ顕彰晩餐会」(米国フィラデルフィア)に東アジアを代表する音楽家として招かれ大きな反響を呼んだ。

 

2005年6月外国特派員協会に招かれ「魅惑の中国琵琶コンサート」、11月には韓国に招かれ交通事故児童のチャリティコンサート等多数の演奏活動、10月には日本に中国琵琶を普及させるため「中国琵琶教室」を開設した。

 

2006年来日15周年記念リサイタルを紀尾井ホールで開催。

 

2007年4月17日日本駐中国大使公邸に演奏会。

 

2008年より東京藝術大学音楽学部で講師として東洋音楽演奏を指導。同年MX東京テレビ「モーニングサブリ」、2009年「ゴールデンアワー」(PM9〜10時)においてレギュラーとして活躍し、幅広く中国事情や文化の紹介を行っている。

 

2010年6月上海万博アジア広場において、日本文化を紹介するJAPAN WEEK「コ・フェスタイン上海」司会と黒柳徹子生歌の琵琶伴奏も担当。

 

2011年5月に東北大震災チャリティーコンサートに参加する。

 

2012年5月中日友好記念リサイタル開催。

 

他にも、「三国志随想曲・桃園の誓い」等のオリジナル作品中心のCD「大陸の風 王暁東中国琵琶の世界」等を制作発表している。

 

現在、中国琵琶の演奏活動のみではなく、中国琵琶の紹介、普及に努めている。